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就職活動のときにあえてその先を考えてみる と 就職活動を通じて、生きるって何か考える


by shushokukatsudou
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父との話

就職活動をしようとする大学院生の息子が、大学教授の父にする就職相談ほどきまづいものはないと思っていたのだが、そうでもなかった。違う大学だというのが救いだったのかも。まあ、実際就職相談するつもりはなかったのだが、流れで二人で食事に行くことになり、その中で色々な話が出たのだ。

かなり有意義だった。

忘れないようにメモしておく。


・将来自分が独立するときに、ベンチャーにいればいいだけの話であって、独立したいからベンチャーというのはおかしい。ベンチャーは就職先を選ぶ場としてはどうなのか。

・大企業でやることは、人脈作り。将来自分が独立したときに、顧客になりうる人間をどれだけ作ることができるか。「大企業」の名刺はそのために利用する。

・例えば、人材コンサルなどは、そういうビジネスを見つけて、一番最初にやった人が偉いんであって、あとはそのビジネスの中でどれだけ長持ちするのか、似たような競合の中で、どれだけ差別化を図るかといった争いになり、たいした魅力はない。
最初にそれを初めて、最初に上場して、株でばーーっと設けた設立者やその周辺の人間が勝っているだけ。

・今何をやっているか、今どんなビジネスが先端なのかにはさほど意味はなくて、大切なのは、この後どんなビジネスが来るのか、どんなところにチャンスが来るのか。それを一番考えやすいのはどこか、といった視点で就職先を選ぶのもひとつ。

・馬鹿でかい企業(例えばトヨタとか)の周りには、ベンチャーはいない。彼らがそこまでの仕組みを作り上げたのは、どうしてか。それを学ぶという意味で、そういう企業に入るのもひとつだろう。(とはいえ、中にはいって、実際それが出来るかという問題もあるので、その見極めは必要)

・将来ビジネスを起こすときに(起こすとしたら)、実際に先に起こしている人がたくさんいるわけだから、今のうちにその人の話を聞くのは悪くない。ので、ベンチャーをおこした人が何を考えているのか、その人がいる業界の展望についてどう思っているのか、それを聞くのは勉強になるだろう。それが沢山出来るのは今ぐらいなので、行くのは悪くない。


こんな感じかな。

下から三つ目はこの中でもかなりヒントになったので、参考にしよう、と思う。


あ、あともういっこ。

毎度おなじみだけど、「人と同じことをするな」

どんなに立派な研究でも、大勢の人がやってる研究だと埋没しやすい、とのこと。まあ、それもそうだな。企業が聞くのもそこだろう。「あなたは他の人と、どこが違うんですか」

これ重要だな。
by shushokukatsudou | 2005-01-23 18:56 | その他の雑記